子供の幼稚園選びで失敗しないための10のポイント
子供が2歳を過ぎたら考え始めなくてはいけないのが、
- 「どの幼稚園に入園するか」
共働きで保育園に入れるという方は、
預けられる時間の長さから、保育園の一択になるので不要かもしれませんね。
保育園選びだって、たくさんある中から選ぶので大変だと思いますが、
幼稚園選びもしっかりやっておかないと後悔します。
もちろん、通園圏内に複数の幼稚園がない場合、残念ながら選択の余地はないのですが、
選択肢があるのならば、様々な要素を考慮して選ぶべきです。
自宅からの近さ、通園費用は重要ですが、それだけで選んでしまうのはもったいない!
他にも色々な面から幼稚園選びをすることをオススメします。
ということでこの記事では、
- 「幼稚園を選ぶ際に見落としがちなポイント」
についてまとめておきます。
私の娘が幼稚園を選ぶ際に検討したポイントであり、
入園後に気付いたポイントでもあります。
実際に幼稚園生活を送ってみて、
「え?そんなことあるの!?」ということだってあるんです。
これから幼稚園を選ぶという方に役に立てば嬉しいです。
この記事の目次
ポイント①:費用
子供の教育に対して、お金で制限はかけたくないという思いはありますが、
それでも、結局お金は重要です。
入園料や制服は一時的な出費ですが、保育料や通園バス代などは
- 年少(3歳)から通うのであれば3年間
- 年中(4歳)から通うとしても2年間
が毎月毎月、何もしなくてもかかる費用になります。
幼稚園全般にかかる費用はコチラの記事をご覧ください。
幼稚園にかかる費用まとめTBD
金銭的に無理をしないというのも大事。
入園してからお金に余裕があったら、習い事に通うのだってアリですから。
ポイント②:登園から降園までの時間
保育園に比べると、幼稚園の預かり時間は短いのが一般的。
さらに、幼稚園によっては短いところもあれば、長いところもあります。
私の子供が通う幼稚園は、
- 登園: 8時30分~
(バス通園の場合はコースによって変わる) - 降園:~14時00分
になっています。
周辺の幼稚園では、降園時間が14時半というところもあったりバラバラ。
単純に保育料が同じだとしても、
預かってくれる時間が長ければ、時間単価で割安になる場合もありますからね。
子供の幼稚園入園を機に、短時間でもパートをしようと考えている方は要チェック。
雇用基準を満たすためには延長保育が必要、なんてことになったら本末転倒です。
幼稚園選びの際に見落としがちなポイントなので、登園から降園までの時間は確認しておきましょう。
ポイント③:プラスαの教育
幼稚園ではお遊戯やお絵かき、外遊びなど、様々なことを先生のもとで行います。
これはどこの幼稚園でも共通だと思いますが、注目すべきはそれ以外の点。
幼稚園案内などに記載されていることが多いのですが、例えば
- プール
- 体操
- 畑体験
- 英語
- しつけ
といったものが挙げられます。
幼稚園に併設されている温水プールで年間を通してプール授業が行われる。
外国人の先生による英語授業が週に数回行われる。
など、幼稚園の特色として打ち出されているものに何があるのかをチェックしましょう。
習い事などでカバーできるものはありますが
幼稚園のサポートがないと実現できないものもあるはず。
例えば、都心に住んでいる場合、なかなか畑体験なんてものはできないものです。
周辺農家が個人に貸し出してくれないと不可能ですから。
幼稚園は預かってもらうだけの場所ではなく、「教育の場」です。
子供が教育を受ける、その点を再認識しましょう。
(私はできていなかった・・・)
ポイント④:弁当と給食
ほとんどの幼稚園の降園時間は午後。
(行事や長期休み前後は除く)
ということは、子供たちは幼稚園で昼食を済ませることになります。
その昼食が、お弁当なのか、給食なのかをチェックしておきましょう。
お弁当の場合、当然手作りのものを作ることになります。
(事情によりますが)
毎日となると結構大変です。
今の時代はキャラ弁を作ったり、見栄えにこだわったりしますから。。。
給食であれば弁当は作らなくて良いのですが、「給食費」が1食数百円かかります。
幼稚園によっては、週に一度だけお弁当という良心的(?)なところもあります。
「お弁当は大変だから、できる限り作りたくない」という方は、
給食の回数が多い幼稚園を選ぶのが無難です。
ポイント⑤:延長保育
幼稚園が定めている登園から降園までの時間外に預かってもらう仕組みです。
多くの場合が有料。
この延長保育が
- いくらでできるのか
- 何時までできるのか
というのは、入園直後は不要でも、後々必要になるかもしれません。
幼稚園によっては、
- 幼稚園に通う方が保育園よりも長い時間預かってもらえる
なんてこともあるようです。
延長保育だけではなく、
登園前の朝早い時間に預かってくれる「早朝保育」サービスもあったりするので
確認しておきましょう。
ポイント⑥:親の参加度
運動会やお遊戯会、授業参観、製作活動など、親が参加する機会は結構多いです。
上記のものは基本なのですが、幼稚園によっては
それ以外にも何かと親が参加しなければいけないことがあります。
イベントの企画、幼稚園の清掃、先生への謝恩会などなど、
こればかりは幼稚園の運営方針によります。
- 「こんなことまで、なんで親がやらないといけないんだ!?」
というものも聞いたことがあります。
幸い、うちの娘が通う幼稚園はこういうのはなかったから良かったのですが。
ポイント⑦:家からの距離
自宅からどのくらいの距離に幼稚園があるかというのも重要なポイントの1つ。
ですが、距離についてはそこまで優先度を上げる必要はないと思っています。
なぜなら、ほとんどの幼稚園には通園バスがあるから。
もちろんバスを利用することによって、
「通園バス代」という費用(数千円)がプラスされることは覚悟しておきましょう。
「通園バスがあるから、遠くてもいいや」と安易に考えるのは危険です。
子供が体調不良になってしまったり、自然災害や何らかの事情によって、
通園バスを使用できないケースは十分にあり得ます。
そんな時には、自転車、自家用車、タクシーや徒歩など、
何らかの手段で自分で迎えに行かなくてはいけません。
自力で迎えに行くことが可能かどうか、
これだけは確認しておきましょう。
ポイント⑧:幼稚園の設備
幼稚園にどんな設備がそろっているのかという点。
具体的には、園庭の広さ、教室の広さ、2階建てかどうか、講堂の有無といったものです。
園庭が狭いと
- 運動会を別の場所を借りてやらなければいけない。
- 子供たちが外で満足行く遊びをできない。
- 遊具がない。
教室が狭いと
- 授業参観で両親の人数制限がある。
- 子供のケンカが頻発する
2階建てだと
- 子供の転落事故の心配がある。
講堂がないと
- お遊戯会ができない。
- 入園式、卒園式に親が参加できない。
といった様々な障害が出てきます。
考えだすとキリがないのですが、事前にチェックしておいた方が
「こんなはずじゃなかった」というガッカリ感を減らせることでしょう。
ポイント⑨:先生の数 vs 園児の数
1クラスに何人の先生がついてくれるか、
そして、1クラスに何人の園児がいるか。
要は、先生1人当たりが受け持つ園児の数が重要です。
法律上は先生1人につき、園児35人以下と定められているようです。
これに近い人数で運営しているとしたら、
限界スレスレということでちょっと不安になります。
年少の場合には、まだ集団生活に慣れていないことを考慮して、
1クラスに2人の担任を設けている幼稚園が多いようです。
先生のキャリアと能力によって受け持てる人数は変わるので一概には言えません。
ですが、幼稚園の運営方針や営利に関わる部分が垣間見える点なので
検討ポイントとして挙げておきたいと思います。
ポイント⑩:ママ友で選ばない
幼稚園入園前にできたママ友は大事な存在です。
ですが、
- 「○○ちゃんのママたちが入園するらしいから」
という理由で絶対に幼稚園を選んではいけません。
子供が3歳になるまでにできた子供の友達&ママ友なんて、
幼稚園入園後にできる友達に比べれば些細なものです。
仲良しのママ友と一緒の幼稚園に入れば、最初は安心かもしれませんが、
子供の成長と幼稚園生活に伴って、友達も変化していきます。
それでなくても、
- 経済的な事情
- 教育方針
は家庭によって違うもの。
入園前のママ友で幼稚園を選んでしまったら
2~3年の幼稚園生活で後悔することは目に見えています。
絶対にやめましょう。
おわりに~我が家の幼稚園選び~
最後に、我が家の幼稚園選びについて。
偉そうなことをここまで言っておきながら、
私たちの幼稚園選びは「自宅からの距離」が中心でした。
なので、この記事でポイントとしている点のほとんどは考慮せずに選んだのです。
ですが、結果的に幼稚園に対して致命的な不満はゼロです。
入園後1年近くが経過してみて振り返ってみると、
良い点としては
- プールが併設されていて通年でプール授業が行われる。
- 畑体験が頻繁にある
残念だった点としては
- 登園から降園までの時間が短い。
ただ1つでした。
(短いなぁ、と思う程度で問題ではない)
今後の幼稚園生活によってどう変化していくかわかりませんが、
とりあえず年少生活を送ってみての感想はこんなところです。
全然考慮していないのにもかかわらず、
不満な点が少ないのは運が良かったとしか言えません。
私が言うことではありませんが、
入園候補になっている幼稚園の説明会には積極的に参加して、
バシバシ質問することをオススメします。