自転車お出かけで突然パンクしたらどうなる?予防する方法とは・・・
気温が高くなって、天候が良くなると自転車で色々な所へお出かけ。
いいですよね。
手軽な運動ですし、ちょっとした遠出にはもってこい。
電動自転車があれば、坂道も気にせずにグイグイと進んでいけます。
そんな快適な自転車お出かけが地獄になるアクシデントをあなたは想像したことがありますか?
自転車事故ではありません。
さて、なんでしょう?
答えは・・・
パンクです。
遠出してパンクすると、どんなことになるかを実体験をもとに説明したいと思います。
パンクするとどうなる?
まず、あなたが自転車で遠出して、
出かけ先で運悪くパンクしてしまった場合をイメージしてください。
自然豊かな場所へのお出かけです。
パンクを経験したことがあればわかりますが、パンクしてしまったタイヤだと自転車はかなり漕ぎづらくなります。
空気の偉大さを思い知らされるほどに。
自分に土地勘のない場所だったりしたら、もう大変。
自転車を押して歩いて帰ると何時間かかるのか・・・。
自転車を漕ぐにしても、ペダルの負荷はかなり大きくなっています。
早く修理ができれば・・・と思っても、
自然豊かな場所に来ているとしたら、すぐ近くに自転車屋さんはないでしょう。
私も山間部へのサイクリングをしたときの帰り道でパンクしました。
しかも日が沈みかけた夕方。
数分途方に暮れて、自転車を押して歩いたり、ゆっくりペダルを漕いだりして戻ることに。
自転車屋さんは周辺になく、行きは40分の道のりが、帰りは2時間かかりました。
こんな絶望的な状況にならないためにも、
自転車で遠出をする場合にはしっかりとした準備が不可欠です。
自然の多い場所というのは、舗装されていない道路も多く、パンク率も上がりますからね。
パンク修理にかかる費用
やっとの思いで自転車屋さんにたどり着いたら、ようやく修理ができます。
パンク修理(穴をふさぐだけ)ならば、1000円程度で済みます。
パンクした箇所の穴が大きい場合、チューブ交換が必要になります。
その場合は3000円以上。
もっと酷いケースがあります。
タイヤ交換が必要な場合。
これだと、チューブ交換も一緒にすることになるので、5000円をゆうに超えていきます。
ただし、パンクによってタイヤ交換も必要になるのはよっぽどのケース。
例えば、パンクしてから自転車修理に至るまで、長距離を走ってしまった場合などが該当します。
空気がない状態で走行することで、タイヤが歪んでしまったり、壊れてしまうんですね。
ということで、自然豊かな場所へのサイクリング時にパンクしてしまった場合、
タイヤ交換までいってしまう可能性は非常に高くなります。
(ここに記載した料金は一例です。
お店によって大きく違うので、確認が必要です。)
パンクを防止するには?
せっかくのお出かけが台無しになり、余計な出費がかかってしまう。
確率は低いかもしれませんが、
気を抜いていると思わぬタイミングで遭遇してしまいます。
できることならば、パンクは防ぎたい。
パンクを防止するための方法を3つご紹介しておきましょう。
どれも私が修理をお願いした自転車屋さんがアドバイスしてくれた内容なので信憑性は高いはずです。
空気を入れておく
とにかくコレが大事と言っていました。
パンクの一番大きな原因が「リム打ち」という現象によって起こるものだそうです。
リム打ちとは簡単に言うと、
空気圧が足りない状態で段差に乗り上げる/段差を降りたときに
チューブが挟まれて傷つき、穴が空いてしまうという現象。
空気圧が適性であれば、空気の力でチューブが挟まれるのを防止することができるというのです。
確かに私がパンクしたときも、
- 「空気が入っていないなぁ」
という実感がありました。
「ま、いっか」と思って、そのままサイクリングをした結果、パンクしたのです。
「空気が足りない」という直感には必ず従って、面倒でも空気を入れておきましょう。
その一手間で、ムダな出費と時間をなくすことができます。
タイヤに付いている異物を取り除く
自転車に乗っていると、
- 「なんか乗り心地がおかしい」
「変な衝撃が伝わってくる」
ということがありませんか?
そんなときには自転車のタイヤ表面に、ガラス片や小石が埋まっていることが多いです。
発見した時にはちゃんと取り除いておきましょう。
最初はタイヤ表面にある異物も、
走行を続けるにつれてどんどん奥に入っていく可能性があります。
そしていずれはチューブに到達して、チューブに穴を空けてしまう。
こんなふうにならないように常に注意を払っておきたいものです。
段差に気をつける
平地を走行しているならばガラスなどを踏まない限り、パンクの可能性は低いですが、
段差を乗り越えるタイミングはパンク率が非常に高くなります。
段差をなるべく避けながら、段差を見つけたらソフトに乗り越えるように気をつけましょう。
小さい頃から慣れ親しんでいるだけに、
自転車の運転は気を抜きがち。
パンク予防には運転技術も大事ということですね。
おわりに
パンクした場合にどうなるのかを私の実体験とともに、
さらにパンク予防の方法を自転車屋さんからのアドバイスをベースにまとめました。
「パンクしづらいタイヤ」が昔は大手自転車メーカーから販売されていましたが、
車体が故障しやすくなるなどの問題があるため、最近は見かけません。
この記事で紹介したものはどれも手軽にできるばかり。
ちょっとの手間はありますが、忘れずにやっておきましょう。
パンクは100%防ぐことができるものではありません。
いざパンクした時でも対応できるように、
- 自転車屋さんの場所をリサーチしておく
- 修理キットを携帯する
といった事前準備も大事かもしれません。
楽しい自転車お出かけができますように、参考になれば嬉しいです。