年賀状をやめる判断基準 出す/出さないをスッパリ決めるには?
年末が近づくにつれて頭を悩ませるのが、年賀状。
面倒くさいから、いっそのこと出すのをやめてしまおうか・・・。
でも、きっとあの人からはまた今年も送られてくる。
人付き合いの中で、ついつい惰性で続けてしまうのが年賀状のやり取りなのではないでしょうか。
この記事では、年賀状を送る枚数を少しでも減らすための方法をご紹介します。
実際、一人あたり何枚くらい送っているのか
「年賀状の配達数が年々減っている」
このニュースはきっと目にしたり耳にしたことはあるのではないでしょうか。
減っているとはいっても、現実的にどのように減っているのかイメージできますか?
一人あたりの出す枚数は
-
2003年:34.9枚(ピーク時)
2017年:20.4枚
となっています。
上記の数値は、年賀ハガキ発行枚数を人口で割っている値です。
スマートフォン全盛の2017年の段階で、一人あたり20枚くらい出していると聞いて、あなたはどう思いましたか?
年賀状は何をキッカケに増えるか
一人あたりの枚数がわかりました。
でも、この数値、人口で割っているため、
- 多い人は100枚、1000枚単位で出す
少ない人は、まったく出さない(0枚)
ということになりますよね。
では、年賀状を送る枚数が増えるキッカケはどういったものがあるのでしょうか。
- 幼稚園への入園
→ 親が子供のクラス付き合いで送る - 小学校への入学
→ クラスの友達付き合いで送る - 入社・転職
→ 上司への礼儀として送る - 結婚
→ 結婚式出席者への挨拶・お礼を兼ねて
考えられるのはこんな感じですかね。
一方で年賀状を送る枚数が減るキッカケは何があるでしょうか。
- 中学校・高校への進学
→ メールで済ますようになるため
→ 付き合いが疎遠になるため - 遠方への引っ越し
→ 付き合いが疎遠になるため
30代、40代になるとなかなか上記のようなイベントは減りますよね。
それにより、なんとなーく年賀状を送っておかないといけないような気がして、
- 惰性の年賀状付き合い
が続いてしまうのです。
私の推測ですが、30代以上の方は平均で50枚を超える枚数を出していることでしょう。
単純計算でお金に換算すると約3000円(ハガキ代だけ)。
本当に必要な人付き合いは、今出している枚数の半分以下で済む可能性って高いのでは?。
- お金も労力も減らせるならば、減らしたい
それがこの記事を読んでくださっているあなたの本音ではないでしょうか。
どのように年賀状枚数を減らしていくか
ここからがこの記事の本題です。
年賀状枚数を減らすための方法です。
容赦なく切り捨てるならば、今年1年間
- 会わなかった人
- 年賀状以外の連絡を取らなかった人
を年賀状送付対象外にしてしまうのもありですね。
ですがそれだと、相手の都合と感情を無視した切り捨て方になってしまい、失礼になってしまう可能性があり得ます。
相手の自分に対する親密度を考慮したシンプルなやり方をご紹介します。
ただし、ここで紹介する方法は年をまたいで計画するもの。
といっても、11月後半から1月中旬までで完結する作業ですので、それほど身構えなくても大丈夫です。
ステップ①:年賀状を元日に届くように送る
まずは年を越す前にやることになります。
それは、
- 年賀状が元日(1月1日)に届くように送る
ただそれだけ。
元日に年賀状を届かせるための投函期限は、毎年12月25日あたりです。
(郵便局の公式ホームページより)
年末の慌ただしい時期に難しいことかもしれませんが、がんばりましょう。
ちなみに、このステップは必須ではありません。
ですが、この後の作業での選別がしやすくなりますよ。
ステップ②:年賀状を受け取った日をメモ
次にやるべきことは年を越してから。
年賀状1枚1枚に、受け取った日付を書いていきます。
通信面に書くのはちょっと・・・
という場合には、宛名面に書いちゃいましょう。
1枚1枚書いていくのが面倒ならばスタンプで。
もしも、旅行や帰省で年明け数日が不在になる方でも諦めてはいけません。
以下の方法で届いた日付がわかるはずです。
- ポストに入っている順番
- 元日に届いたものであれば日本郵便からの挨拶年賀状が束に含まれている
これらの情報を元に、日付を書いていきましょう。
このステップこそが最重要項目。
お正月期間中に必ずやっておきましょう。
ステップ③:受取日で選定
年賀ハガキのお年玉当選発表が行われる1月15日前後も目安に、翌年のための選定作業を行います。
この作業自体は次の年賀状を出す際にやっても良いです。
選定方法は以下を基準にしてください。
届いた日 | 選定結果 | 理由 |
---|---|---|
元日 | 必ず翌年も送る | マメな相手です。 大切にすべき人です |
1月3日 | 翌年も一応送る | 年賀状を送らなくなっている現代では貴重な相手です。 出すに値する人だと考えて良いでしょう。 |
1月4日 | 悩みどころ | ちょっと不精なところがある方かもしれません。 あなたがその相手をどう思っているかで取捨選択して良いでしょう。 |
1月5日以降 | 送らない | この時期を過ぎると、あなたが送ったから相手が返してきた。 もしくは年賀状に重きを置いていない可能性があります。 もはや年賀状のやり取りはムダなのかもしれません |
上記の判定を一度だけの年越しだけで行うのは時期尚早かもしれません。
相手の都合によって、偶然 年賀状を出すのが遅れてしまっただけかもしれませんからね。
より精度を高く行うのであれば、
- 1年目は様子見
2年目で最終判断
とするのが適切かもしれません。
選定した結果、何枚減ったか
私の交友関係の薄さのせいかもしれませんが、80枚ほどあった年賀状が40枚ほどに減りました。
年賀ハガキ・印刷代などを含めれば、金額にして3000円ほどが浮いた結果となります。
お金だけではなく、
- 誰に送ったかを管理する労力
- 誰に送るかに悩む時間
- 送ったのに来なかった不快感
から解放されるメリットもありました。
おわりに
「年賀状を送るのが面倒くさい」
そう考えている方の大半が、
- 送りたくない人に送っている
ことの抵抗感だというのを聞いたことがあります。
本当に大切に思う人であれば、億劫さも軽減されますもんね。
送る枚数を減らすというのは、お財布にも精神面でも有効な手段だと思います。
特に、結婚式を行った年に出す年賀状の枚数は、人生で送る年賀状枚数のピークだったりします。
その後やめるにやめられずにいる方、この記事で紹介した方法を参考にしてみてください。