アルミホイルの表と裏は?料理以外の便利な使い方
どこの家庭のキッチンにも、必ずと言っていいほど常備されているのが「アルミホイル」。
スーパーやドラッグストア、ダイソーなどの100円均一ショップでも入手できるため、
「ラップ」と並んで便利に使われるキッチングッズですよね。
おにぎりなどの食品を包んだり、
フタ代わりに使ったりというのが一般的な使用用途ではないでしょうか。
ですが、これだけではもったいない。
アルミホイルの潜在能力はかなり高いのです。
ここでは、アルミホイルに関して知っていると便利な情報をまとめておきます。
値段の違いによる差は?
アルミホイルは安いものだと1mあたり4円程度。
高いものだと1mあたり12円程度。
3倍もの金額の違いは何にあるのでしょう?
金額の違いは、
- 品質
- ブランド
- 流通ルート
によるものが大きいのは当然のところ。
ラップの場合、ピーンと張って使うこと、ラップ同士が貼りつきやすいという特性から
変なメーカーの安物を買ってしまうと使い勝手が悪くて使い物にならないこともあります。
切れ味も価格に織り込まれているように思えます。
一方のアルミホイルはといえば、
多少切れにくくても問題ありませんし、安いものと高いものの違いってそれほど感じないのでは?
価格さえ安ければ、ブランド・流通ルートは消費者にとって関係のない要因です。
気になるのが品質。
アルミホイルの品質は、
- 含まれる金属の構成
- 厚み
が大きく関わってくるようです。
以下の3点が当てはまらなければ、安いものを使っても問題はないと私は考えます。
- 有害物質が含まれていない
- ボロボロと切れたりしない
- 表面がハゲてしまわない
表と裏はあるの?
アルミホイルを使っていて気になるのが、上側と下側の光沢の違い。
筒状の内側にあたる面はキラキラ銀色、
外側にあたる面の輝きはなくて灰色というのが多いですよね。
あなたはどちらが表だと思いますか?
正解は
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表、裏はない!
です。
じゃあ、なんで光沢の違いがあるの?という疑問が湧いてきますよね。
この違いは、製造工程によるものです。
アルミホイルを造る際には、2枚のアルミをローラーとローラーで挟んで延ばすのですが
このときに、ローラーに当たる面はピカピカ、そうでない面がつや消しになるのです。
なので、見た目の違いだけで、機能的には違いがないということになります。
これからは悩まずに、サッと使いましょう!
便利な使い方
冷凍効率を上げる
ホイル焼きやホイル蒸しなど、熱を加える際にアルミホイルを使うのはよく知られた用途ですよね。
これは熱伝導率の高さを利用して、加熱を均一にすることが目的です。
逆に冷凍のときに使ってみてはどうでしょうか?
食材をアルミホイルでくるんで、冷凍庫に入れる。
これによって、均一に熱を奪うことができ、急速冷凍が可能になります。
排水口のぬめり取り
キッチンや浴室の排水口、ぬめりが気になりませんか?
排水口のフタを開ける瞬間が嫌で、ついつい掃除がおろそかになる。
さらに、ぬめりが原因でイヤ~なニオイが出てきてしまうことも。
このぬめりを軽減するために、アルミホイルが使えます。
やり方は超簡単。
アルミホイルを1cm~2cm程度に丸めて、排水口の受け皿に入れましょう。
たったこれだけで、驚くほどぬめりが軽減されるのです。
なぜぬめりが軽減されるのかというと、金属イオンのおかげ。
金属イオンが、ぬめりの原因となる細菌・バクテリア・カビの繁殖を防いでくれるのです。
アイロンがけを効率的に
アルミホイルの熱伝導率の高さは、キッチン以外での家事でも活躍します。
それがアイロンがけ。
どうやって使うかというと、
- アイロンをかける衣類の上(アイロンの下)にアルミホイルを敷く
- 衣類の下にもアルミホイルを敷く
たったこれだけ。
アイロンの熱が全体に伝わり、シワが延ばしやすくなりますよ。
また、アイロンを直接かけることができないシルクやウールのシワ取りにも使えます。
使い方は、
- アルミホイルを敷く
- その上に衣類を置く
- 10cmほど離してスチームをかける
アルミホイルが温まり、その熱でシワを取ることができるのです。
ただし、気をつけてほしい点が1点。
アルミホイルにアイロンをあてることで、
衣類にくっついてしまわないかを確認してから実行してください。
布地側の問題ではなく、安いアルミホイルだと剥がれてしまうこともあるようなので。
おわりに
身近にあり、しかも安価なアルミホイル。
料理に使うものという先入観がありましたが、生活の様々な場面で活躍するんですね。
ここに書いた以外にも、地震などの災害時にも用途があります。
アルミホイルは「ちょっと多いかな」というくらい買い貯めしておくのも良いかもしれません。