鉄道博物館の目玉「ミニ運転列車」 整理券なしで乗るには?
埼玉県の大宮にある鉄道博物館、通称「てっぱく」。
子連れファミリーから、鉄道ファンの大人まで、たくさんの人達が訪れる鉄道の聖地。
この鉄道博物館の目玉の1つが「ミニ運転列車」。
この記事では「ミニ運転列車」について、まとめておきます。
「ミニ運転列車」とは?
鉄道博物館に入館して突き当りを左に進むと
小型の長方形型の列車が何両も走っている場所があります。
これがてっぱく名物、「ミニ運転列車」。
全長2.4m、幅1.2mという大きさで3人乗り。
子供、大人関係なく3人乗りです。
ただし、スタッフの方曰く、
- 「膝の上に座らせることができる子供がいるならば、一人としてカウントはしない」
とのこと。
幼稚園年少、場合によっては年中くらいまでは頭数に入れなくても大丈夫でしょう。
我が家は、私と妻の大人2人、3歳の娘と2歳の息子の合計4人。
みんな一緒に1台に乗車できました。
1回200円で、支払いは現金かICカード。
この1回というのは、1両あたり1周という意味。
車内に座席はありますが、シートベルトなどで座席に固定されることはありません。
- 「走行中は立ち上がらない」
と注意事項がありますが、停車した状態であれば席移動も可能。
なので、1回の利用で、乗車した全員で交代しながら運転しても良いかもしれません。
芝生や木のあるコースの中に敷かれた線路の上をゆったりと走行。
線路は1周約300メートルで線路幅が550mm。
ただ線路の上を走るだけではなく、出発・到着駅を含めて
- 万世橋駅(乗降駅)
- 汐留駅
- 飯田町駅
- 両国橋駅
という4つの駅が設置され、そこを通ります。
停車はできるのですが、乗降駅以外で降りることはできません。
「ミニシャトル」とは異なりますので、間違えないようにご注意を。
車両の種類は?
走行するミニ運転列車の車両は、JR東日本の車両をデフォルメした以下の10種類。
- E233系 湘南新宿ライン
- E531系 常磐線
- 253系 成田エクスプレス
- EF510形式電気機関車
- HB-E300系リゾートしらかみ
- E259系 成田エクスプレス
- E657系 スーパーひたち
- E257系 あずさ
- 251系 スーパービュー踊り子
「E259系 成田エクスプレス」と「E657系 スーパーひたち」は
2014年3月20日に追加された新型車両となっています。
何が魅力なのか?
デパートの屋上にあるような遊具を想像してはいけません。
本物の列車さながらの車両運転操作ができるのが魅力。
しかも、列車の種類によって操作盤の仕様が異なります。
警笛もついているので、子供は運転士さんになりきれることでしょう。
専用の線路の上を走り、4つの駅への停車・発進を自分の運転でできるというのが
たくさんの人を惹きつける点。
ただし、運転できるのは小学生以上から。
小さなお子様に体験させてあげる場合は、
大人の膝の上に座らせてサポートすれば良いでしょう。
実際、この方法でスタッフの方に何も注意はされませんでした。
何回も停車したり、あまりにもゆっくり走っていると、
運転司令室から注意されます(笑)。
本物の鉄道運転士のように、プレッシャーを感じながら運転しましょう。
乗るためにはどうしたら良い?
子供が見たら絶対に
- 「乗りたい!」
と叫ぶであろうミニ運転列車。
乗るためには、ただ並ぶだけではいけません。
鉄道博物館の開館直後の10時から配布される整理券が必要になります。
整理券の配布場所は、エントランスの1階エスカレータ横付近。
スタッフの方が手で配布しています。
整理券には、30分刻みで時間が記載されています。
その時間に、ミニ運転列車の乗り場へ向かいましょう。
整理券入手のための注意点
公式ページに以下の記述があります。
※なお、整理券が残っている場合、11:00以降ミニ運転列車の乗り場にて直接配布いたします。
ということはですよ。
11時までに整理券がなくなってしまうことが多いということ。
恐ろしいですね。
平日はまだ余裕があると思いますが、
土日祝日は開館時間(10時)に入館できるように並んでおく必要があるということです。
私たち家族が行ったのは平日。
9時半くらいに到着しましたが、それでも並んでいるグループが複数いました。
10時付近になると、30グループくらいは並んでいたでしょうか。
ということは、土日・祝日はもっと並んでいるはず。
整理券が手に入らなくて子供に悲しい思いをさせないためにも、
朝イチに行くようにしましょう。
整理券がない・・・けど乗るには
基本は整理券がないとダメです。
ですが、夕方16時半くらいになって
- 「整理券がなくてもミニ運転列車の利用が可能です」
というアナウンスが流れることがあります。
それを聞けたらラッキー。
すぐにミニ運転列車乗り場へ行きましょう。
整理券を手に入れられなかった人たちが殺到する恐れがあります。
ちなみに、これが実現するのは館内が空いている平日のみだと予想できます。
毎日こうなるわけではないので、
整理券を手に入れられるようにしっかりと準備しておきましょう。
おわりに
鉄道博物館では体験型の展示が他にもたくさんあります。
ですが、小さなお子様が体験できるものとしては、ミニ運転列車が大人気。
うちの子供たちも、すごく楽しかったようです。
鉄道博物館へ行ったら、ぜひ乗せてあげましょう。