鉄道博物館の運転シミュレータまとめ 本物さながらの運転台と操作性
鉄道博物館は、博物館と言いつつも様々な体験型の展示があるのが特徴。
そのうちの1つがシミュレータによる運転体験。
様々な電車の運転ができて、子供だけでなく、大人も熱中してしまう体験型アトラクション。
鉄道マニアの方々がこぞって並んでおり、
異様な雰囲気が漂うこともしばしば。
鉄道博物館のシミュレータがどんなものなのか、詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
鉄道博物館のシミュレータ
シミュレータがあるのは、鉄道博物館のエントランスを入って突き当りを左に行った
「シミュレータホール」という場所にあります。
置いてあるのは、シミュレータは全部で5種類。
- D51形式蒸気機関車
- 205系山手線シミュレータ
- 209系京浜東北線シミュレータ
- 211系高崎線シミュレータ
- 200系新幹線シミュレータ
D51シミュレータ以外はすべて無料で利用可能。
シミュレータの操作に連動して、
前方のスクリーンに映し出された運転室からの眺めが変わっていきます。
まさに、リアル「電車でGO!」。
しかも、各シミュレータの映像は実際の運転室から撮影したものなので、
リアリティが違います。
ただし、映像自体は少し古め。
それが逆に懐かしさを感じさせてくれる部分もあるのですが。
運転できる列車の種類と利用方法
D51形式蒸気機関車
日本初の蒸気機関車のシミュレータで、
交通博物館で展示されていたD51を使用して製作されたそうな。
各計器が運転に連動して動作し、
さらには蒸気機関車特有の振動も再現されているという本格的なもの。
解説員からの運転操作説明後、
路線条件に合わせて蒸気を作り、蒸気圧を調整して走行します。
下記の区間の運転体験ができます。
- 花巻駅 ― 新花巻駅
- 岩手二日町駅 ― 遠野駅
- 鱒沢駅 ― 岩手二日町駅
- 新花巻駅 ― 土沢駅
所要時間は約15分。
利用できるのは中学生以上からで、1回500円。
予約が必要で、先着順に整理券が配布されるのですが、その数は27枚まで。
平日ならば余裕はありますが、休日は争奪戦になります。
205系山手線シミュレータ
山手線内回りの大崎駅~田端駅間の運転体験ができるシミュレータ。
3面の100インチスクリーンによって、リアリティのある運転体験が楽しめます。
映像は1987年に撮影されたもので、
路線付近の建物や看板、駅にいる人の服装や髪型が時代を感じさせてくれます。
まるでタイムスリップしたような気分。
利用は無料で、予約も不要。
運転席入り口付近に並びましょう。
209系京浜東北線シミュレータ
京浜東北線の大宮駅~田端駅間の実車走行映像によるシミュレータ。
映像は60インチ3面のマルチスクリーンに映し出されます。
自動列車制御装置(ATC)が用いられており、
運転台の速度計に表示された制限速度を超えると自動的にブレーキがかかるというもの。
山手線シミュレータとは違った運転士体験が可能。
こちらも利用は無料で予約も不要となっています。
211系高崎線シミュレータ
高崎線の大宮駅~籠原駅間の実車走行映像によるシミュレータ。
自動列車停止装置(ATS)が搭載されています。
こちらも利用は無料で予約も不要となっています。
200系新幹線シミュレータ
200系新幹線の実際の運転台を使用したシミュレータ。
新幹線の高速走行に加え、故障や事故発生時のバックアップシステムを体験することができます。
在来線のシミュレータとは少し趣向が異なるものですが、こちらも利用無料・予約不要です。
おわりに
鉄道博物館で体験できるシミュレータについてまとめました。
どのシミュレータもそれぞれで楽しめるポイントがあります。
D51以外のシミュレータであれば、
大人が手伝ってあげれば小さなお子様でも楽しめるので対象年齢に制限はありません。
しかも無料で利用できるとあって、休日は待ち時間が長くなりがち。
平日に鉄道博物館へ行くのがオススメです。