赤ちゃんの冬の肌トラブルを予防するための心がけ
1年を通して赤ちゃんの肌トラブルは発生します。
そもそも刺激に弱い赤ちゃんの肌。
2歳になるまでに一度も肌トラブルがないというのはかなりレアケースになるのではないでしょうか?
肌トラブルが起こりやすいのが、
- 季節の変わり目
- 汗をかいてムレやすい夏
- 乾燥する冬
という時期。
この記事では、秋から冬にかけた時期に注意しておきたいことをまとめています。
この記事の目次
お風呂はパパ・ママ交代で入れる
肌トラブルは早めに気付くことで症状を悪化させずに済みます。
赤ちゃんの肌の状態が一番わかりやすいのが、お風呂。
服を脱がせて、オムツを外して、体を洗う。
その過程で肌を見たり、触ったりするタイミングが多々あると思います。
- 「あれ?いつもと違うな」
「この子の肌、こんなだったっけ?」
こういった小さな気付きが大切。
ですが、ママだけ、もしくはパパだけがお風呂の担当だと、
- 流れ作業になってしまって、見落としが増える
- 常に洗わない部分ができてしまう
といったことが起こりがち。
「第3者の目」をもって、赤ちゃんの肌をチェックする。
そして、早めの対処につなげましょう。
お風呂で肌をしっかり洗い流す
汗や皮脂をちゃんと洗って清潔な状態に保つのが肌荒れ予防の第一歩。
そのためにも赤ちゃんの肌を石鹸で洗いましょう。
使う石鹸は赤ちゃん用のボディーソープがオススメ。
大人用のボディーソープだと刺激が強すぎて、肌が荒れてしまいやすくなります。
また、石鹸は泡立てて優しく洗った方が良いので、泡で出てくるタイプが楽です。
最後に、石鹸をすべて洗い流すのを忘れずに。
洗い残しがあると、残った石鹸の成分が刺激になって肌トラブルの原因になってしまいます。
特に、首や関節のシワやくびれに気をつけましょう。
風呂上がりには水分をふき取る
風呂上がりは
- 鼻のお掃除
- 赤ちゃんの肌ケア
- ママの肌ケア
などやることがたくさん。
さらに冬場は、湯冷めしてしまわないように服を早く着せることを優先しますよね。
そのために肌に水分が残った状態になってしまいませんか?
水分が残ると乾燥しやすくなり、肌荒れの原因につながってしまいます。
タオルをポンポンと軽く押さえるようにして水分をふき取る。
このときにも、くびれやシワに注意しましょう。
保湿剤は試し塗りを心がける
肌を守るために保湿剤を使うのですが、
赤ちゃんによっては、保湿剤の合う/合わないがあります。
保湿剤が肌に合わないと、余計にカサカサしたり、ジュクジュクしたりと症状が悪化してしまうことも。
そうならないためにも、保湿剤は試し塗りをしましょう。
試し塗りをする場合には、腕の内側に少量塗って1日様子を見るのがベスト。
かゆみや湿疹、赤みなどの異常がないことを確認してください。
とはいっても、既に肌荒れが出てしまっている場合には、すぐに塗ってあげたいですよね。
それでも、数時間待つだけでもいいので試し塗りをしてください。
これは市販の薬だけではなく、病院で処方された保湿剤でも起こり得ること。
ちょっとでも違和感を感じたら使用を中止して再受診してくださいね。
部屋の乾燥に注意
特に冬場に注意が必要なのが乾燥。
空気がただでさえ乾燥している中で、暖房を使うとさらに室内が乾燥してしまいます。
女性ならば肌が突っ張ったりして乾燥を感じることがあるでしょう。
乾燥していると肌の水分が奪われてしまいます。
これは赤ちゃんでも同じ。
保湿剤を塗ることも大切なのですが、お部屋の空気環境を整えることも大きな効果が得られます。
湿度が50~60%になるように、加湿器などを使いましょう。
衣類の着せ過ぎに注意
こちらも冬場に起こりがち。
寒いからといって着せすぎると汗をかいてしまいます。
汗をかくと「あせも」などの肌トラブルを起こしやすくなります。
そもそも赤ちゃんは体温が高く、暑がり。
大人が寒いと感じて、同じように厚着をさせるのは禁物です。
ちょうどいい着せ方をするのもなかなか難しいのですが、
- 脱ぎ着しやすい服を選ぶ
- 汗の状態をチェックする
をして、赤ちゃんそれぞれの「快適」を試行錯誤しましょう。
爪を短くする
どんなにケアをしていても、肌トラブルは起こってしまいます。
肌荒れの初期段階で、赤ちゃんがかゆくて肌を掻いてしまうのは避けられないこと。
このときに爪が長いと、肌に傷がついてしまって肌荒れが悪化してしまいます。
こうならないために、赤ちゃんの爪は短くしておきましょう。
また、切りたての爪は傷がつきやすいので、爪ヤスリなどを使用して滑らかにしておいてあげると良いですね。
おわりに
赤ちゃんの肌トラブルは必ず起こるもの。
特に肌が弱い赤ちゃんに対しては、事前の予防ケアが不可欠です。
冬場はまず、肌の乾燥を防ぐために保湿剤を塗るのが大切。
保湿剤を塗るタイミングについては、以下の記事も参考にしてください。