妻の妊娠中に夫が気をつけるべき5つのこと 出産後の夫婦円満のために
結婚して、妻が妊娠。
喜ばしいことですよね。
苦労した末に妊娠に漕ぎ着けた場合、すんなりと妊娠した場合、
どちらにしても男性は妊娠してからが勝負です。
男性は、子供が生まれてからでないと父親になる自覚を持ちづらいのが実情。
一方で女性は妊娠してすぐに母親としての自覚が芽生え始めます。
つわりやお腹が大きくなるなど、体の変化としてわかりやすいですからね。
妊娠期間中は、こうした男女の意識の差異がドンドン大きくなっていきます。
そして、それが出産後の夫婦関係に大きな影響を及ぼします。
イクメンであるべきという世の中の風潮が強いですが、それはもはや当たり前。
これからの時代は、育児中からではなく、
妊娠中から奥さんをサポートしていくのが必須の世の中になるでしょう。
私の話になりますが、妻が第1子を妊娠したのは約5年前。
私自身、その時にできる限りのサポートをしました。
それは第2子のときも同じ。
そのおかげか、いまだに感謝されることが多く、良好な夫婦関係を築けています。
(少なくとも、そう信じています・・・)
そういった私自身の経験と、周囲の夫婦関係をヒアリングした結果を元に、妻の妊娠中に夫が取るべき行動をまとめました。
この記事の目次
妊娠中に心がける男性の行動
残業を増やさない
子供ができるということで、お金が何かと必要になります。
産婦人科の検診費用、生まれてくる子供のための物品購入、マタニティグッズなどなど。
少しでも収入を増やすためにも、残業を増やして仕事をがんばる。
確かにそれは必要かもしれませんが、
それが逆効果になって、「旦那はATM」状態になりかねません。
妊娠中は様々な苦しみがあります。
男性からすれば、妊娠したという事実に喜ぶだけで良いかもしれません。
ですが、女性は妊娠による体の変化と向き合うことになります。
仕事をガリガリやるのも良いのですが、
奥さんの話を少しでも聞いてあげられる状況を作ることが大事です。
なので、少しでも早く帰って、夫婦2人の時間を作るように意識しましょう。
家事を積極的にやる
妊娠前に奥さんがやっていた家事を、妊娠後もそのまま任せる。
これは絶対にダメ。
お腹が大きくなり、つわりなどで体調が悪くなる日が多くなります。
家事の負担を少しでも軽減するために
- 食器の片付け
- 掃除
- ゴミ出し
は最低でもやらなくてはいけません。
妊婦検診は必ず付き添う
妊娠してからは月に1~2回、産婦人科へ定期検診へ行かなくてはなりません。
妊婦検診では、胎児の様子が見れたり、奥さんの体調の変化を聞けたり、
女性だけではなく、男性にとっても充実した時間が過ごせるものです。
平日に女性だけで産婦人科へ行く人が多いのですが、それではもったいない。
土曜日に受診できる産婦人科はたくさんあります。
ぜひとも夫婦揃って産婦人科へ行けるように都合をつけましょう。
出産後に夫婦で妊娠期の話をするとき、
必ずと言っていいほど2人で言った産婦人科の思い出話に花が咲きます。
女性ばかりがいる産婦人科に、男性が入り込むのは恥ずかしいかもしれません。
休日にやりたいことがあるかもしれません。
それでも、妊娠期の思い出の共有のためにも、男性は絶対に妊婦検診に付き添ってください。
その苦労は必ず報われます。
産婦人科の父親講習は必ず参加
産婦人科では妊娠週数が進んでいくと、
ママになる女性向けに母親講習会が開かれます。
病院によっては、
- 夫婦参加の講習会
- 男性向けの父親講習会
といったものも行われます。
こういったイベントには必ず参加してください。
特に、夫婦参加の講習会。
女性のみでも参加できることはありますが、周りが夫婦で参加しているのに
1人だけ参加というのは寂しいものです。
「男性も妊娠に対して向き合っている」という姿勢がとても大事。
妊娠中の様々な症状を調べる
妊娠週数が経過していくと、女性は体の変化と出産というイベントに向けて
様々な不安が次々とよぎっていきます。
そういった不安と向き合いながら、母親になる準備が進んでいくのですが、
それを奥さん1人に背負わせないようにしましょう。
具体的には、男性は
- 妊娠週数に応じて起こる体の不調を調べる
ということをしなくてはいけません。
調べた結果をひけらかすのはダメ。
奥さんが悩んでいるときに、サッとアドバイスやサポートができるようにしておく。
これが大切です。
ネットの情報を調べるもよし、
育児書や育児雑誌に目を通すのもよし。
時間と情報の共有こそが、奥さんを不安から解放できる方法です。
妊娠中のサポートを怠るとこうなる
ここまでで、男性が心がけるべき行動を5つ挙げてきました。
では、もしも、妊娠中に男性が非協力的であった場合、女性はどんな思いを抱くのか。
それを書いておきましょう。
一生恨まれます
妊娠中は様々な不安や不調があることは既に書いた通り。
そんな中、男性が適切なサポートができないと、女性は
- 1人で妊娠中の苦しい時期を乗り越えなければいけなかった
- 夫は私のことを何も理解してくれない
- 夫は頼りにならない
といった感情を抱きます。
それにより、出産後にパタリと夫婦の営みが途絶えたり、
いざ、男性自身が病気になったり、仕事で悩んだりしても何もサポートしてくれないということにもなりかねません。
そうなると家庭崩壊の危機です。
私の周囲で、子供が生まれた後も夫婦の仲が良い家庭は、必ずといっていいほど
妊娠期のサポートをがんばっていました。
たった10ヶ月の男性の態度が、その後の夫婦生活を左右してしまう。
とても恐ろしいですね。
子供が懐かない
どんなに良いイクメンであっても、子供は母親の影響を受けるものです。
父親が仕事に行っている間、奥さんが子供に対してアナタの悪口を言っていたらどうなるでしょう。
あからさまな悪口ではなくても積もり積もって、子供は父親に対して、心のどこかで不信感を持つようになります。
それが父親と子供の不仲に発展することは十分にありえます。
夫婦生活だけでなく、親子の関係性にもヒビが入る可能があるのです。
まとめ
出産後の円満な家庭のために、妊娠中に男性ができることをまとめました。
「妊娠してから、子供が生まれるまでが最後の自由だ」と言う人がいますが、
それは昔の話。
今は、妻が妊娠したら自由なんてありません。
というよりは、いかに夫婦揃って妊娠期間を楽しむかがポイントになります。
私の周囲の夫婦関係を見てみると、
妊娠期に男性ががんばった夫婦は、育児期になっても2人の時間を大事にする関係を保っている傾向があります。
夫婦円満、家庭円満のためにも、男性は妊娠期にしっかりと奥さんのサポートをしましょう。