幼稚園でのママ友トラブルを防ぐための7つのポイント
子供が幼稚園に入園すると、子供のお友達のお母さんとも接点を持つようになります。
色々な話をするなかで、徐々にお母さん同士も仲良くなり、LINE IDを交換しあって、
お互いの家を行き来したり、遊びに行ったりと子供だけではなく、ママ同士もお友達に。
いわゆる「ママ友」ができるのですね。
- 「仲良くできるお友達ができて良かったわ」
そんなふうに安心することでしょう。
でも、気をつけてください。
何を気をつければいいのかについては後述しますが、
平穏無事に、そのままの関係が続くと信じてはいけません。
ほんの些細なことがキッカケで良好だった関係が一気に崩れ去って行きます。
それが周りに波及して、幼稚園というコミュニティで「ひとりぼっち」になってしまうことがあります。
私の妻も突然、ママ友の関係が悪化した経験をしました。
幸いなことに、「ひとりぼっち」になることはなく、そのお母さんと関係を絶つだけで済みました。
そうなってしまう過程で、妻の話は頻繁に聞いていました。
そうしていると、客観的な視点で色々なことが見えてきます。
この記事では、男性目線ではありますが、
ママ友問題を未然に防ぐためのポイントをご紹介します。
この記事の目次
ママ友は特殊過ぎる関係性
ママ友問題を未然に防ぐポイントを挙げる前に、「ママ友」という関係の特殊性についてお話したいと思います。
決して、「ママ友」が悪いと言っているわけではありませんので誤解はしないでくださいね。
子供の頃から大人になり、子供が生まれるまで、多かれ少なかれ友達はいたことでしょう。
その友達の大部分は、自分が属する何らかのコミュニティでできた他人とのつながりだったはずです。
学校や塾、住んでいる地域や趣味、サークルやアルバイト、
あくまでも自分が主体になって得たつながりです。
それに対して「ママ友」は、「子供」という媒体を使ってできた大人同士の関係なのです。
大人同士の関係がしっかりと結びついていない状態にも関わらず、
自分では制御しきれない、天真爛漫な子供が間に入っている。
それがママ友が特殊な関係であることの最大の要因です。
そういったことから、ちょっとしたことで関係は悪化しますし、
関係を修繕するのにも一筋縄でいかないことが多いのです。
学生時代と同じような感覚で付き合っていると痛い目にあいます。
相手が普通の人ならばいいのですが、
子供が関連してくると普通ではなくなってくる人が多いので。
まずは、「ママ友とは特殊だ」という意識を持つことが大事です。
それだけで多くのトラブルは回避できるはずですから。
それを踏まえた上で、自分自身と子供だけではなく、
家族を守るために知っておくべきポイントを挙げていきますね。
「大袈裟じゃない?」と思われるかもしれませんが、備えは大事です。
いざトラブルに陥ってからでは遅いので。
ママ友トラブルを避けるための7つのポイント
①子供や家庭の自慢はしない
子供が集団生活に入ると、様々な差が目立つようになります。
- ダンスが上手に踊れる
- 歌を上手に歌える
- 走るのが速い
- 絵を描くのが上手
- お友達に優しい
子供によって得手不得手があるのは当たり前。
自分の子供ができるようになると、ついつい自慢したくなることでしょう。
自慢とまではいかなくても、アピールしたいという感情は大なり小なり生まれてくるはずです。
- 「うちの子、こんなことができるようになったの」
たまーに言う程度ならば問題ないのですが
何でもかんでも「うちの子スゴイの」的なことを言っていると、煙たがられることが多いようです。
相手の子供ができなくて悩んでいることだと、その傾向はさらに強まります。
これと同様に、家庭の自慢も抑えめにした方が良いでしょう。
- 旦那が素晴らしい(言われてみたい!)
- 旦那の稼ぎが良い(言われてみたい!)
- この前の休みは海外で過ごしてたわ
こういったことがキッカケで、
ちょっと鼻につくようになると、不満は膨れ上がっていきます。
②仲良くなっても警戒を怠らない
- 「○○ちゃんのママとはすっかり仲良くなったわ」
そんなふうに思えると毎日が楽しいですよね。
でも、そんな時こそ要注意。
ついつい調子に乗ってしまい、自分では気づかないけれども
相手が不満に思うようなことをしてしまうと、関係は一気に悪化していきます。
また、仲良くなった時こそ、観察の目を強化しましょう。
仲良くなると警戒心は緩み、相手は色々な話をしてきます。
- 身の上話
- 育ってきた環境
- 普段考えていることや行動
- 子育て観
そういった相手の話から、仲良くしても問題がないかどうかを見極めていきましょう。
さらに、自分自身のことを話す際にも注意が必要です。
そのまま仲良くできていれば何の問題もないのですが、関係が悪化してしまってから
自分が不利な立場になったり、弱みを握られることがないように、
話す内容には十分注意しておきましょう。
③お返しは絶対にする
ママ友同士、仲良くなると、
お土産をもらったり、いただき物のおすそ分けをもらったりするようになります。
そんな時、相手側は
- 「お返しはいらないからね!」
と強く言ってくれる方が大半。
だからといって、それを真に受けてはいけません。
もちろん、心の底から「お返し不要」と思っている器の広い方が大半です。
でも、仲にはいるんです。
建前で攻めてくる輩が。
何かをもらった次の日に返すのは逆に失礼になってしまうかもしれませんが、
あなたがどこかへ出かけた際にお土産を買ってくるなど、小さくても良いのでお返しをするように心がけましょう。
細やかな心遣いが大事なのです。
④子供が悪いことをした/された場合は慎重な対応を
幼稚園ではよくあることです。
- おもちゃの取り合いでケンカ
- 場所の取り合いでケンカ
- 髪の毛を引っ張った
- 叩いた
先生が見ているタイミングでのイザコザならば良いのですが、
そうでない場合、先に叩いた/泣かせた方が悪いと判断されることが大半。
自分の子供が加害者にも、被害者にもなり得ます。
そんな状況に遭遇した時の親の対応が大事です。
まず、自分の子供が悪い場合。
頭ごなしに怒るパフォーマンスも時には必要でしょう。
ですが、そればかりやっていると、相手の親御さんからは不信感を持たれます。
時には子供の話を聞き、言い聞かせるように叱る、そんな対応も大事です。
相手の子供が悪い場合。
まず、「子供だからよくあることだよ」というスタンスを忘れずに。
相手のお母さんの対応を見てみましょう。
ちゃんとした「大人な」お母さんならば、ある程度納得のできる対応をしてくれるはず。
そうでないならば、頭を使って、相手を非難しないように気をつけながら、
こちらの思ったことを伝えていきましょう。
これが難しいのですが、徐々に慣れていくしかありません。
⑤自分の子供は悪くないと思っている人とは付き合わない
何かトラブルがあった時のママ友の対応を見てください。
もしくはママ友の子供に対する評価を聞いてみてください。
- 「うちの子は、聞き分けが悪いなんてことない」
「家の中で叱ったことなんてない」
「○○ちゃんといる時だけいつもトラブルが起きる」
「私の育て方に間違いはない」
そういうことを言っている人と付き合うのは絶対にやめた方が良いです。
あなたの子供が、そのママ友の子供と仲が良い時はいいです。
ですが、いざあなたのお子さんがその子とトラブルを起こすと一方的に悪者扱いされます。
相手が悪くても、絶対に認めないでしょう。
そういったママの子供は図に乗って、手がつけられなくなります。
私の妻が関係悪化したママ友は正にこんなタイプ。
うちの子供だけではなく、誰に対してもそんな対応をしていたようです。
自分の子供が可哀想な思いをしないためにも、そういったママ友とは付き合わないようにしましょう。
⑥価値観が違い過ぎる人とは距離を置く
価値観は非常に重要です。
育ってきた環境・体験してきた事柄で価値観は変化していくので
ある程度の価値観の違いは勉強になることが多いです。
ですが、これが違い過ぎるとトラブルの元になりかねないので注意が必要です。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
- 家事をあまりしないママ友
- 夜遅くでも飲み会に行ってしまうママ友
- 子供の面倒は祖父母に任せきりなママ友
- 何でもお金で解決しようとするママ友
- 子供に無関心なママ友
- 子供中心ではなく、自分本位なママ友
私から見て、我が家とは価値観が違うなと思える点を挙げました。
まったく逆の場合もあるかもしれませんが、それはその方の価値観ということで。
⑦誰かの悪口は絶対に言わない
ママ友同士、仲良くなると盛り上がるのが悪口。
ママ友だけではありません、学生だってそう。
男だってそうです。
何か悪者を作り、それを口撃していると仲間意識が強まりテンションも上がっていきます。
ママ友同士の場合、ターゲットは
- 別のママ友
- 幼稚園の先生
- 幼稚園そのもの
- 夫
という場合が多いのでは?
最初の3つに対する悪口は絶対にやめましょう。
関係がこじれた時に、告げ口をされて孤立する恐れがあります。
話を面白くするために、「夫の悪口」を言うのはアリかもしれません。
ママ友同士が仲良くできるのならば、そのくらい一肌脱いでもいいと私は思います。
ただし、人格否定&全否定はやめてください。
(単純に傷つきます・・・)
「夫のこの部分が悪い」というように範囲を絞るのがオススメです。
おわりに
ママ友トラブルを防ぐためのポイントを挙げてきましたが、どうだったでしょうか。
個人的な意見が多いので、すんなりと受け入れられるものではなかったかもしれません。
窮屈な気分になったかもしれません。
普通の付き合いならばこんなことは気にしなくていいのですが、
最初に言った通り、子供を媒体とした特殊な関係がママ友です。
1つでも2つでも頭の片隅に置いておけば、様々なトラブルを避けられるはず。
ただし注意点が1つ。
親同士が距離を置いたとしても、子供にまでそれを強要してはいけません。
嫌な相手であっても子供同士が仲良しならば、割り切って我慢するのが子供のためです。
子供が傷ついたり、悪者にされる可能性があるならば、子供を守るために距離を置くのも仕方ないですけどね。
そこを上手に乗り切っていくのが親の務めなのかもしれません。
最初は失敗することも多いのですが・・・。