タイヤの空気圧不足を予防すると年間数万円の節約に？
タイヤのCMって、テレビでよく目にしますよね。
寒冷地で運転する機会がない方にとっては、クルマを購入してから手放すまで一度もタイヤ交換せずに終わる人は多いのでは？
より良いタイヤにすると走りや燃費が変わるのですが、
「そこまでお金をかける必要はない」
という人が大半でしょう。
ハイスペックのタイヤに交換せずとも、タイヤの空気圧に気を配るだけで得られるメリットはたくさんあるのです。
この記事の目次
タイヤの空気圧不足を予防するとイイこととは？
適正なタイヤの空気圧を維持するだけで
- 燃費の向上
- タイヤの劣化防止
- パンク防止
が期待できるのです。
具体的にどれくらいのメリットがあるのか、わかりやすくお金を指標にしてみましょう。
燃費向上
適正な空気圧よりも0.5気圧（約50kPa）不足しているだけで、4～7円も高いガソリンを使用しているのと同じになります。
空気圧が低いと、タイヤと地面の接地面積が大きくなり抵抗が増えてしまうため、こんなことが起こるのです。
自分ではコントロールできないガソリン価格の上がり下がりを気にしているくらいならば、給油の度に空気圧チェックをする。
これが一番の節約術になるのです。
タイヤの劣化防止
空気圧が低い状態で走行し続けると、「偏摩耗」というタイヤのトップ面の脇部分がすり減っていきます。
これが起こると、タイヤの寿命が短くなります。
交換サイクルが早まることで、不要な出費につながるわけです。
偏摩耗について詳しくはコチラをご覧ください。
パンク防止
これは教習所の学科などでも習うかもしれませんが、低空気圧で長時間の走行を続けると「バースト」という現象が発生しやすくなります。
バーストとは、タイヤの内部が異常発熱して破裂することです。
高速道路走行中に発生すると、大惨事になりかねません。
最悪の場合、命を奪うことにもなるので、空気圧管理をすることで数万円どころではないプライスレスな価値につながります。
適正なタイヤの空気圧って？
適正なタイヤの空気圧はクルマやタイヤによって変わります。
標準装備のタイヤであれば、運転席のドアの開口部などにシールが貼られています。
それを見て、月に1度はガソリンスタンドなどで空気圧調整をしましょう。
クルマに以下のようなタイヤ空気圧チェッカーを常備しておくのも良いかもしれません。
空気圧を常に監視できる便利グッズがある
空気圧をイチイチ測らずとも、自動で常に監視できるグッズがあります。
それがこちら。
各タイヤのバルブ部分にセンサーを取り付けて、車内に置いたモニタで常時監視できます。
手を汚さずにタイヤ空気圧を把握できるので、空気圧不足を防止するのにオススメです。
面倒くさがりな人はぜひとも導入を検討してください。
おわりに
ある調査によると、乗用車の半分が空気圧不足だとのこと。
タイヤの空気を適正に保つだけで数万円も節約できる可能性があるとなったら、やらない手はないですよね。
1円安いガソリンスタンド探しに躍起になるよりも、空気圧を保つ方が金銭面での効果が高いのです。