ランドセル購入時に確認しておくべきこと 見落としがちだけど大事なポイント
ランドセル選びに気合いを入れているお父さん、お母さん。
大事なことを忘れてはいけません。
お目当てのランドセルを購入できたら満足。
ではなく、大事なのはランドセルを実際に使い始めてから。
ランドセルを選んでいるときには
- デザイン(色・刺繍・装飾)
- 価格
- 重さ
に目がいきます。
これは仕方がないことです。
だって、どのメーカー/販売店も、買ってもらうためのアピールポイントとしてわかりやすいものを挙げますからね。
だからこそ、買う側は提示された情報だけで購入を判断しないように、賢くならなければいけません。
お子さんが小学校に入学してから困らないようにするために、購入前に確認しておくべき点をまとめました。
この記事の目次
ポイント1:太陽光での見た目
デザイン面での話になってしまいますが、9割以上の方が見落としてしまうポイントです。
インターネット購入の場合は、
- ブラウザ上で表示されている写真自体が加工されたものである
- ディスプレイのスペックに左右される
ということもあるため、色味が思っていたものと違う可能性を考慮しなければいけません。
ですが、店舗購入でも同じことが言えるのです。
なぜなら、店舗は基本的に屋内。
ランドセルを背負うのは屋外。
店舗照明と太陽光で微妙な色の違いがあるのは当然ですよね。
しかも、最近のランドセルは同じ系統の色でも、
- 淡い/濃い
- 光沢あり/マット
といった違いがそもそもあります。
「これだ!」と選んだ色なのに、屋外で背負うと思っていたものとは全然違うなんてことにならないように気をつけましょう。
ポイント2:保証の有無
ランドセルは6年間使用するものです。
しかも使用するのは子供。
放り投げたり、ぶつけたり、雨に濡れたりと劣悪な使用環境になるのは想像に難くないのでは?
メーカー自体は
- 「6年間使っても壊れません」
とうたっていても、個体差があります。
我が家のランドセルがどうなるか、
それは小学校を卒業したときにしかわかりません。
なので、
- いざ壊れたときにどのような保証があるか
を確認しておきましょう。
保証の内容としては
- 修理の対応をしてくれるのか
- 修理が有料なのか
- 6年間適用されるのか
といった点は要チェックです。
ランドセル自体の価格が安くても、保証がないと痛い目を見るかもしれません。
ポイント3:修理時の代替え
先ほどの保証にも関連することです。
ランドセルの修理は2・3日で終わるものではありません。
- ランドセルを所定の場所に持ち込む or 工房や工場に送る
- 状態の確認をして修理代金などを見積もる
- 料金と期間を承諾できれば修理受付
- 職人さんが修理
- 自宅へ配送 or 店舗で受け取り
こうなると短くても2週間程度、長いと1~2ヶ月なんて期間がかかるわけです。
その間、お子様は教科書を何に入れれば良いのでしょうか。
まず、リュックや手提げカバンが思い当たりますよね。
小学校5、6年生になれば、そういった児童も増えてくるので違和感はないかもしれません。
ですが、不運にも低学年~中学年でランドセルが壊れてしまったら?
そんなときにあると便利なのが代替え保証です。
「代替え」とは修理期間中に代わりのランドセルを借りることができるサービス。
新品のランドセルというわけではありませんが、ボロボロな状態ではありません。
さらに、元々持っていた色のランドセルではない可能性が高いです。
それでも、みんなが背負っているのと同じ「ランドセルである」ということ。
それが小学生にとっては心の救いになるのです。
気に入らないのであれば、そのときにはリュックで登校しても良いのですから。
代替えの有無は必ず確認しておきましょう。
ポイント4:名入れ可能か
地味に嬉しいサービスなのが、名入れサービス。
子供のランドセルに
- 金属製ネームプレートに刻印
- 革部分にレーザーや彫刻などで刻印
- 革部分に刺繍
といった方法で名前を入れます。
正真正銘、そのランドセルがこの世で唯一、その子のものであることを示すことができます。
おじいちゃんやおばあちゃんが購入する際に人気なんですね。
名入れサービスがない場合、ランドセルの内側のポケットなどに専用の紙が入っていますので、そこに名前を書くことになります。
名入れサービスは
- ランドセルの材質やメーカーによって対応可否が異なる
- 有料もしくは無料の場合がある
- 購入店舗で対応もしくは持ち込みで対応の場合がある
と様々なので、どうしても必要ならば事前に確認しておきましょう。
気に入ったデザインのランドセルをいざ購入しようと思ったら、支払い時の説明で名入れサービスがないことに気づいて、購入を取りやめることもあるみたいです。
ポイント5:手元に届く時期
ランドセルを購入しても、実際にランドセルを受け取ることができる時期というのはモノによってマチマチです。
パターンとしては
- 現物をその場で受け取り
- 現物を自宅へ配送
- 完成次第、連絡を受けて店舗で受け取り
- 完成次第、順次自宅へ配送
「1」と「2」は比較的早い段階で手元にランドセルがあることになります。
「3」と「4」は早ければ数週間、遅ければ入学直前の3月末になります。
小学校入学の記念撮影を事前にやりたいという場合には、早めに手元にあった方が良いかもしれません。
そうではない場合、早く手元にあっても邪魔になるだけ。
3月末までにあればいいと割り切ってしまえば良いかと思います。
ポイント6:前年モデルかどうか
購入時期が早い場合(4月~7月)、やけに安い金額のランドセルが展示されていることがあります。
そういったランドセルは、前年モデルやそれ以前のモデルだったりします。
これは楽天市場やYahoo!ショッピング、amazonなどのネットショップで特に注意が必要な点。
実店舗でもあり得るのですが、大概の場合には「SALE」などと書かれており店員さんも説明してくれるはずです。
一方、ネットショップだと、説明文を見落としてしまって気づかずに古いモデルを購入してしまう場合が多いです。
しかも、そんな場合に限って返品不可だったりして・・・。
安いランドセルを問答無用で手に入れたい場合には狙い目なのですが、こだわる方にとっては大問題。
同じメーカーで同じブランドだけど、同級生のものと何か型が違うなんてことになるかもしれませんので。
ポイント7:身長対応
あなたが小学生だった頃、よく見かけませんでしたか?
6年生の背の高い子や体格の良い子がランドセルを背負うと、首のすぐ下にランドセルがある滑稽な姿を。
あれは、ランドセルのベルトが短いことが原因だったのです。
最近は子供たちの成長の早さに合わせて、ランドセル自体の対応身長も大きくなっているものが増えています。
ですが、一部の考慮の足りないメーカーは今も変わらずベルトが短いまま。
ランドセルを選んでいるときに、対応身長を確認しておくのが良いでしょう。
特に背の高いお父さんやお母さんのお子様の場合は必須です。
おわりに
冒頭でも言いましたが、ランドセル購入時はデザインや色を決めることに注意が行き過ぎて、ここで書いたことは忘れてしまいがちです。
そして、お金を支払ってから
- 「こんなはずじゃなかった」
「これだと不都合があるのではないか」
と気づくことが多いのです。
ぜひとも、この記事を読んでくださった方はそんなことにならないように気をつけてくださいね。